ヨガどうし
ヨーガの実戦を一度始めてしまいますと、その旅は長いです。
人生に寄り添って頂かないといけませんし、それによって幸福にならねば意味がないかと思います。
昔ヨーガをした事がある、レッスンに行った事があるでは、お試しどころか、
高速道路でコカコーラの看板を見た事があって、あーあの赤い看板ね!みたいな感じです。
歯みがきに例えるのが良いかと思います。
ヨーガを歯みがきの様に生活に取り入れる事が出来ればそれが理想的です。
昔ちょっとだけ磨いた事がある。とはならないですし、
毎日磨かないと口内の調子が悪くなり、磨きすぎると歯茎を傷つけてしまいます。
虫歯が進行してしまいましたら歯ブラシだけでは到底ですし、
プラーナを意識して治します!と言ってもすぐには無理ですので
専門家の手を借りないことには、歯がなくなってしまう恐れもあります。
同じアーサナばっかりするのは、前歯しか磨きません!みたいな感じで不気味です。
とにかく、生活に染み込ませ、一生続けないことには意味がありません。
そこで、一生続けていくために、ヨガ同志を見つけると良いかと思います。
これは前回でも書きましたが、ヨガ友です。
また、このヨガ友が家族にいれば、なお良いです。
何か壁にぶち当たった時に、ヨガの世界に引きもどしてくれます。
そして、お互いに良い情報を与えあいます。
さて、何年も前の話ですが、私はまんまと壁にぶち当たりました。
そして、そのぶち当たり方がまたすごかったですので、
幸いにもその後、今まで気付けずにいた事を気づかざる終えない状況になります。
特に、この本にはヨガへの向き合い方を全く変えられました。
ドナホルマン先生の
‘Dancing the flame of life’です。
私のヨガ同志は、毎年イタリアまでドナホルマン先生のトレーニングに出かけていて、ドナホルマン先生の本を読む様に言ってくれていましたが、トレーニングから帰ってきたら熱く語ってくれてましたので、教えてくれたら良いよと、本は開きませんでした。
ですが、その壁にぶち当たった後、ついに、開いたのです。
プラス、健康な状態ですと頭に入ってきていない内容だったのだと思います。
本には体の使い方が的確に書かれています。
その時は、病み上がりでまだ完全に完治しておらず、ヨガとの向き合いが繊細にならざる終えませんでした。
特に全ての関節に炎症がありましたので、関節に負担をかけず、いかに体幹を意識して体を動かすかが重要になり、そのアプローチは実戦すればするほどため息が出るほど納得できたのです。
サマスティティが一番大事なポーズであり、
このサマスティティをおろそにしてしまいますと、ほかのアーサナが
帰って体を悪い方向へと導くときずいたのです。
サマスティティは垂直に直立に立つポーズです。
重力に耐える様、我々の骨格は形成されており、
何より、下に押す力と同じ力を働かせれれば、体はすっと上に上がります。
筋肉は骨格を支えていますが、骨格がまっすぐに保たれていない場合、筋肉のおかけで体が重たくなります。
軸がとれれば、それだけで軽くなります。詳しくはまた別の機会にします。
ムーラバンダは難しい、わからないと言う都市伝説がありますが、
骨盤底から頭頂まで骨格の中のアーチを上にあげる意識をしたら良いのです。
このとっても基本的な事が、健康的な状態ですと、納得は出来ても、どれだけ重要なことかは何と無くしかわかりませんが、私の場合、関節炎の病気を持って、凄まじく気づく事となりました。
その気づきに導いてくれた、ドナホルマン先生の本を読む事になるのは、やはりヨガ同志のお陰なのです。
重力を使って体を引き上げようとする場合、しっかりと地に足をつける事が、どれだけ重要であるかわかる為には、
ヨガを体験しただけでは気づけず、生活に染み込ませる必要があります。
ヨーガの道のりは様々な気づきの連続です。
何より、その気づきが来た事に気づける力をつけるため、地道に
行き過ぎず、遅すぎず、ヨガ同志とあーだこーだ話しながら
歩んで行くのが、一生続けれる秘訣なのかなと思うのであります。