そこら中に輪

大きな輪を想像してみてください。


その輪に乗ってぐるぐると回転しながら生きているとします。


毎日同じスパイラルの中にいます。


とても早いスパイラルです。


ぐるぐるぐるぐると回転しながらです。


目が回りそうな時がありますが、その輪の中で生きれるようになっています。


たくさんの輪がそこら中にあります。


今の輪の中の人生に違和感を感じたら、隣でスピンしている輪に飛び移ることができます。
ですが、どちらもすごい速度で回転していますので、次の輪に移るのは至難の技なのです。
とはいえ、私たちの能力は計り知れません。


今いる輪の中で、横の輪に移るために計画を立て、ジャンプ力を少しづつ培えば、絶好の飛び移るチャンスが到来し、横の輪に飛び移ることができます。


きっと自分を磨くとはきっとそういう事なのでしょう。

たくさんの輪があるという事、飛び移るチャンスがあるという事、それに気づくために、ヨガの実践は不可欠なのであります。

少なくとも私にはそうなのであります。


ヨガの実践は短期的であってはその素晴らしい役目を果たしてはくれないのでしょう。1日体験で体がほぐれた!というような感覚は、初心者がカジノに勝つ、ビギナーズラック的な事に似ているのでしょうか?


なんせ、私たちは、たくさんの輪の一つの中で生きているという、ちょっと変に聞こえる、本当のお話でした。