醒ますティティ?

沢山の素晴らしいアーサナがあります。


体の神経系を整え、血の巡りをよくし、内臓を刺激し、全身がすっきりクリアになります

ですが、重心が定まっていない状態で色々してしまいますと、時に体に負荷をかけすぎてしまい、逆効果になることがあります。


私たちの体は何年も重力とやりとりしながら進化し続けて来ましたので、

気を緩めてしまうと重力にしてやられてしまいます。


日頃の癖により、関節に重点を切り替えてしまったり、疲れてしまった時に、

重力に抵抗する様な個所に重心をおいてしまいます。


そんなこんなで、生きてるだけで知らない間に、

体を支えるのに一苦労している私たちが、

重心への理解がない状態でいろんなポーズに挑戦してしまいますと、

何処かにひずみがかかってしまいます。


ある日突然身体が言うかもしれません。

’あなた、もう無理なのよ。’

なぜこんなに痛いのと、パニックになりますが、

身体の方は、

’ここまでなるのには、ちゃんと理由があります。’

と、密かに思ってます。

’今更ここがこうだああだ言ってももう遅いわ’と、

私達がきずいてくれるのを沈黙して待っています。


体は常に私たちに優しいですが、突然ストライキしますし、

一度怒ってしまいますと、機嫌が治るまで時間がかかる時があります。


そうならないために、

アーサナを生活に取り入れると決めた私たちは、

放ったらかしににせずに、身体への理解を深めたいです。


まずは真っ直ぐ立ってみます。


そして、重力と仲良くしてゆきます。


ただ単に立つという行為も、

理解があって行うと、理解無く行うとでは、

感覚としては勿論、

意識と生活が断然変わるのではないかと思います。


例えば、支持基底面への理解ないく介護が出来ないのと同じように、


重心ヘの理解がない場合に不必要な痛みを伴いかねず、

今後のヨガの実戦への気持ちも薄れてしまい兼ねません。

目を閉じて、地に足をしっかりつけます。


重力を感じてみます。


この重力の力を借ります。


体の心点となる場所はハラ(丹田)です。


ここを中心として見てゆきます。


立ちながら重力に逆らう個所を体をスキャニングするように観察します。


吸いながら、重力の力を借り、重点を感じ、


吐きながら、重力に逆らう個所を、脱力します。


重力に抵抗する様な、力を入れることなく


脱力しすぎて重力に委ねすぎず。


まさにお互いを妥協させ合いながら、絶妙な関係性を築いていきます。


O段階として、まずはサマスティティを目醒めさせてゆくのです。

重力や身体にすら慈悲の気持ちを持ち、それらとの関係性を育む事が出来れば、

よりヨガへの理解を深める事ができるのでは無いかと思うのです。

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サマスティティ:Samasthiti

別名、山のポーズ

サマ:直立、まっすぐ・ スティティ:不動の姿勢

真っ直ぐ立つポーズ

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