一旦
『呼吸に集中しましょう』
『マインドを休めて』
『内側の静かな場所を見つけて』etc
言うはやすしですが、本当にその状態を保とうとすると至難の技です。
今の時代に、呼吸に集中して、マインドを真ん中に置いて、ヨガを落とし込む生活ができるのは、時間がたくさんある独身、ある程度の貯蓄があるか、もしくは寝ている間にお金が入ってくるような仕事を持ってる人なのでしょう。
貧乏暇なしですので、この時代に、ヨギーな生活をする時間がある人はセレブリティなのかもしれません。
なんてったって、私たちはスピード命な、情報にあふれた時代に生きていますので、ぼーっとしていたらもう何もついていけなくなってしまいますし、内側に集中して静かに瞑想できたとしても、次の瞬間にはたくさんの請求書が来るのが現実です。
では、どのようにして、この現実社会でうまく生きながら、同時にスピリチャルな探求も深めることができるのでしょうか?
座る時間がなくとも、生きているだけで意識をすれば、スピリチャルな探求は可能なのでしょう。
ですが、そのためには、常にアンテナをはり、事や人の魂を見れる様に、自分の見る物、あるいは感じるもののスピードをまずは止め、交差するエネルギーを観れるようになる必要があるのです。
凄まじく過ぎ去っていく時の中で、このスピードについて行こうとするあまりに、思考や発言もスピーディになってしまっているかもしれません。
スピーディな生活の中で、一旦待つ、一旦考える、出ようとする言葉を一旦飲み込む、一旦目を閉じる、一旦箸を置く、一旦止まる、一旦、一旦、一旦・・・・
新幹線の車内の様に、とてもとても早い流れの内側は、ゆっくりとしているのかもしれません。
とりあえず、、、、一呼吸置く。
ヨーガを深めようとする度に、一呼吸置く事の大切さに気づく日々であります。